ネットゲームの恐ろしさ2

>昨日の続き。

会社から帰ってきて廃プレイ。6時から0時〜1時まで。
それを毎日毎日つづける。
自制ができない性格で、集中すると時間を忘れるので、一日6時間プレイするのもへっちゃらだった。

だけども、そのネトゲをしている時間というのは、24時間という時間からごっそり削られてなんの価値もない時間になる。
なんて説明したらいいかわからないが、例えば他人と会話したり、本を読んだり、テレビを見たりという、人によってのありきたりな時間があると思うが、そういうのが全くなくなる。

他人と全く話が通じない。
ネットゲームの世界の話は、ネットゲームの中の人しか通じないからだ。
世界が2つあると考えてもらえばわかりやすいか。
だから、現実世界の人との話題がゲームのプレイ時間分消える。
それと、ネットゲームのことしか考えられなくなるので、ますます人との会話が消える。
それに、ネットをしていても、常にそのネットゲームのことを調べ、しまいにはプレイしていない時間をもったいなく感じてしまうようになってくる。
今プレイしていれば、何%経験値を稼げたのに・・・。
とか不毛なことを考えるようなってくる。

休みは朝から晩までネトゲ。
現実世界での会話も消える。
実際はどんどん齢を取っていくのに、精神世界の成長は乖離していくようになる。
ネットゲームの世界で尊敬されるようになるほど、現実世界の実生活は壊れていく。

それがまた気づかないんだよね。楽しくて。
だからやめられない。
数百分の1の確率でしか出ないアイテムを何百個も集める。
数十万分の1の確率でしか手に入らないアイテムを手に入れるために何度の何度も敵を倒す。
名誉を手に入れるために。

その使う時間はコンシューマゲームとは比較にならない。
家庭用ゲームならせいぜいやりこんだとしても100時間程度。
だがネットゲームは違う。数千〜数万時間に及ぶ。
ケタ違い。
それくらい時間を使わないと強くなれない。

別にやっちゃいけないとは言わない。
だけど、節度を持ってプレイできない人はオススメできない。
人生を壊してしまう。
時間が余ってすることがないって人ならいいかもしれないが、家庭がある人、仕事がある人、学校へ行かなければならない人。
そういう人には全くおすすめできない。

つづく

ネットゲームの恐ろしさ2」への2件のフィードバック

  1. エンジニアK

    >逆にMMOをやってもいい立場の人って、真面目に考えるといないような気がしますね。
    ネトゲの中で強さを得て顔も見えないネット社会内での幻の尊敬を得ても、当然実世界では1歩もレベルアップしていないわけですから。
    その中での友情なんかもただの幻ですし。
    学生なら勉強や友達との交流、部活なんかの方が数万倍重要ですし、社会人なら更に他にやることがいくらでもある。暇なら読書やネット上で面白い記事でも探してた方がはるかに実生活でのレベルアップをするわけで。
    ネトゲの恐ろしいところは、ここで書かれているように2つ目の現実世界を作ってしまってるように錯覚してしまい、本当の実世界より楽しんでレベルアップできるからそちらに現実逃避してしまうんでしょうね~(笑)。怖い怖い。
    ネトゲ内での強さ=廃人度合いの強さは間違いないのでこれを自覚し続けることが重要ですね。

    返信
  2. 葛葉キョウジ

    >そうなんですよね。
    ものすごい強いキャラクタを何万時間もかけて創り上げたとしても、サービス終了に伴い消滅するんですよね。
    それがまた虚しいというか。

    学生の時にオンラインゲームがなくてよかったなと思ってます。
    たぶん強烈な廃人になって、学生時代に友達を作ることは出来なかったと思うので。
    部活も、バイトも、なーんもしなかったとしたら、今どんな人間になっていたかと思うと恐ろしい。

    他のキャラとのコミュニケーションがとても面白いのでオンラインゲーム自体は悪いとは思わないんですけど、廃人にならないと強くなれない仕様は何とかしたほうがいいと思いますね。

    ネトゲの中でいくら強くなって尊敬されるのが楽しくて嬉しくてしょうがないのはものすごい分かるんですけど、その分自分の人生を粉砕してるってことに気づかないと人生ぶっ壊してしまいますよね。あれは。

    返信

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