【本体無料】AppStoreがソフトウェアの販売の形を変えてしまった【アドオン有料】

ソフトウェアはPCストアや通販で買うのが当たり前。
メディア(CDやDVD)からインストールすることにより、自分のマシンに機能を追加していった。

だが、iPhoneとiPadを率いるAppleが、iOSはAppStoreを通さない限り一切ソフトをインストールできない中央管理体制にすることにより、ソフトそのものの価値すら変えてしまった。

メディア自体嫌っていたジョブズ

シンプルなデザインを好んだジョブズはとにかくドライブや配線等のごちゃごちゃしたインターフェースを嫌っていた。
いち早くフロッピーディスクを取っ払い、MacBookAirに至ってはCD-ROMすらも取っ払い、有線LANポートも廃止。
僅かなUSBスロットくらいしか無い。
非常にシンプルな作りになっている。

iPhoneやiPadにいたっては、キーボードすら廃止されている。
あのタッチパネル式は長年構想していた物だったんだろうね。

ソフトウェアの支配

WindowsやMacOSはソフトウェアインストール自体の制限はない。
法人や個人が自由にソフトを開発し、インストールが出来る。

だが、iOSはソフトのインストールを完全に支配し、開発環境は無料でもAppleがOKを出さなければ人目にふれることすらできない。

値段もAppleがある程度決める。
Appleが決めた中での値段しか選択できない。

堅苦しいように思えるが、販売網はAppleが用意してくれるし、ダウンロードされたソフトのアップデートも簡単。
パッケージも必要ないし、中古市場に利益を奪われること無く、絶版になることもなく長い期間売り続けることが出来る。

ゴミ扱いされていたソフトもアップデートを重ねることにより良いソフトに変わっていった例もある。
売りっぱなしだった今までとは違い、売りながらお客の話を聞きながらアップデートを重ねて新機能を搭載していく例も多い。

本体の値段よりアドオン収入

AppStoreの出現により、より客はソフトを入手しやすくなったが、ソフトの値段が高いと敬遠され、ダウンロードされなくなる。
されなければランキングが下がり、更に売れなくなるという悪循環が生まれてしまう。

さすがにソフト会社も考えるもので、現在では本体を無料にしつつ、アドオンで開発費を回収しようというビジネスモデルに変化して行っている。

なぜなら、敷居を一番下に下げることで、とりあえずダウンロードしてみよう!という気持ちにさせる。
そこから必要な機能を有料のアドオンで強化して課金させるほうが、はじめにソフトウェア代を支払ってもらうよりはるかに高収益らしい。

とはいえ、モ●ゲーやグ●ーのような詐欺レベルのシロモノではなく、無料〜数百円でも相当クオリティが高い。
そもそも、iPhoneやiPadのゲームは一人でプレイするものが多いため、ネトゲのような中毒性もそれほど無い。
なので、元々のクオリティが高くないとアドオンも買ってもらえない。
日本の詐欺会社2社とは全然違う。

シナリオ販売型

ゴーストトリックのように、3話まで無料、そこからは有料、というようなアドオンでシナリオを追加する販売方法。
これは体験版商法とも言えるね。
それでもその3話が面白く無いと買ってくれない分、元々のゲームが面白くなければならない。
物語に引きこませ、課金させるタイプ。

ゴースト トリック App
カテゴリ: ゲーム
価格: 無料

ゲーム内通貨(アイテム)販売型

課金がなくても最後までプレイが出来る。
だが、ゲーム内通貨又はアイテムを現金を払って買うことで楽に進めることができる。
例えば、Hunters2がその型。

Hunters 2 App
カテゴリ: ゲーム
価格: ¥450

このゲームはエイリアンを掃討して星を確保していくシミュレーションゲームだが、味方を強化するにはゲーム内通貨が必要。
敵を倒したり、アイテムを売却することによりお金を手に入れることができる。
同じステージを何度も繰り返せるので、何度もプレイすればいくらでもお金は手に貼るのだが、アドオンでゲーム内通貨を買うこともできる。

地道にプレイすれば手に入るけど、面倒くさいという人に課金させるタイプ。
いわゆる、時間購入型。

とても450円とは思えない高クオリティなゲーム。

アバター購入型

キャラクタの服等を別売りで購入させるタイプ。
ネット対戦型に多い。
他人に見せたい自己顕示欲満足型。

ソフトウェア小売はもうだめだろうね

プログラムって実体がないだけにダウンロード販売とめっちゃ相性いいんだよね。
しかも、アドオンなどを使って様々な形で販売することができる。

小売は売ったら終わり。
スタンドアロンの人もプレイするかもしれないので、修正プログラムを当てることも難しい。
AppStoreはダウンロード販売が前提なので、ほぼ確実にアップデートすることが可能。
好きなときにダウンロードし、不要になったら削除。
また必要になったら再ダウンロードと好きなように出来るのも魅力。

メディアパッケージを使っての小売は太刀打ちできん。
基本無料がこれからのはやりになるのかな?
いいことだわ。
糞つかむ心配がないもんね。
ソフトウェアのクオリティも上がるってもんだよ。
回線の負担は半端じゃないけどw

【本体無料】AppStoreがソフトウェアの販売の形を変えてしまった【アドオン有料】」への2件のフィードバック

  1. BG-5

    >くずのはさん、こんばんは。

    昨日はいろいろとお世話になりました。
    教えていただいたHP、拝見しましたが、私のPCがWin7×64であることと、くずのはさんのブログに慣れてしまって、ちょっとわかりずらかったので、今回はcarotDAVで行くことにします。
    ていうか、他の方の記事を読んで、改めて此処の探偵事務所のありがたみが身に染みましたw

    今日の11時にさくらの2G、取れると良いですね!

    返信
  2. 葛葉キョウジ

    >さくらのサイトが超絶重かったですけどとれました!ヽ(´ー`)ノ

    Winって結構面倒ですね(;´Д`)
    でも自分の時はすんなり接続できたんだけどなぁ。
    なんか違うことしたんだろうか(-_-;)

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)